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愛車の価値

王子が落ち込んでいる。

フィットを買ったので、もとあった車のうち1台を売ることになり、王子はBMWを売ることにした。インターネットで個人広告を出して何人からか問い合わせがあり、見に来てもらったり試乗してもらったりして本日めでたく交渉がまとまり、買い主は大変気に入ったと言って数十万の現金と引き換えにBMWに乗って帰って行った。早く売りたいと言っていたが、やはりいろいろ手を入れた車なので見送る王子は寂しそうだったが、落ち込んでいるのはそのためではない。

夜、王子がわたしに言った。
「日本においてきた愛車はどうするの。いつ売るの」

日本人の嫁は困って答える。
「いやあ、売ると言ってももう古すぎて価値がなくて、下手をすると処理をするのに金を取られかねないんだよね、まあ維持費もかかるけど、とりあえず実家に置いてもらえたらなーなんて」

「何言ってんの、まだ走るし状態もいい。今日売ったBMWより新しいし10万キロしか走ってない。まだまだ価値はあるよ」

「いやまあよくわかんないけど、古い車って維持費がかかって、あの車も車検に10万ちょっとかかっちゃったしさ、そんな車だれもほしくないんじゃないかな。だってあたしこっちに来て、中古車に財産的価値があるって知ってびっくりしたもん」

「いやいやいや、そんなはずはない(キッパリ)。調べてごらん」

まあそう言うなら…とインターネットGO、と検索してみる。ネットオークションでは同じ年式の車を検索するとナビ付き即売価格10万円で売っている。そのほか、わたしのものよりもずっと状態がよくて数万円で購入できそうなものもある。結果を見ながら王子は「これなら買う。まだまだずっと乗れる」と最初は喜び、「なんでこんなに価値があるものに値段がつかないのか」と怒り、そして「君はあの車を大事に乗ってきて状態もいい。持ってこれるものなら持ってきたいくらいなのに、それに誰も価値を見出さないっていうのか…」と外に出て行ってしまった。寒空のなか、悲しげな顔で月を見上げている。

本当によくわからないことなので何と言っていいかわからない。てか中古の、しかも25万キロ走ってるBMWが数十万って値段で売れるほうがよくわからないんだけど。

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